EWC:2021年シーズンの暫定カレンダー発表。鈴鹿8耐は7月18日に第3戦として開催

 12月29日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)とユーロスポーツ・イベンツは、2021年シーズンにおけるFIM世界耐久選手権(EWC)の暫定カレンダーを発表した。来季は全5戦が予定されており、鈴鹿8時間耐久ロードレースは7月18日に開催される。

 2016-2017シーズンから今年までは年を跨いでチャンピオンシップが争われてきたEWC。2019-2020シーズンは第1戦ボルドール24時間と第2戦セパン8耐は2019年に予定通り行われたが、2020年に入ると新型コロナウイルスの影響を受けて日程が大幅に変更され、第3戦ル・マン24時間は8月、第4戦エストリル12時間は9月と全4戦がようやく完了した。

 この2020年のレーススケジュールの延期により、来季は2021年内に全5戦がスケジューリングされることとなった。現時点では4月17~18日に第1戦ル・マン24時間、5月23日に第2戦オッシャースレーベン8時間、7月18日に第3戦鈴鹿8耐、9月18~19日に第4戦ボルドール24時間、10月16日に第5戦エストリル12時間が開催される予定だ。

 また、12月にはセパン8耐が開催される見込みであったが、暫定カレンダーには組み込まれることはなくなった。来季のEWC最初のイベントとしては3月30~31日にはル・マン-ブガッティ・サーキットでプレテストが2日間行われる予定であるが、参加は必須ではないようだ。

■ユーロスポーツ・イベンツ代表 フランソワ・リベイロ氏
「パンデミックはまだ収束していないが、スポーツの継続性を確保することは2021年に向けての優先事項だ。サーキットの観客動員数に関係なく、すべてのレースはスケジュール通りに行われ、2021年のカレンダーはチームのコストを抑えるのに役立つだろう」

「チャンピオンシップのすべての大規模なクラシックレースが、2022年6月に開催される史上初のスパ・モト24時間(スパ・フランコルシャン)に先駆けてファンにエキサイティングなショーを提供するために戻ってきた」

■FIM会長 ホルヘ・ビエガス氏
「もう一度、FIM世界耐久選手権(EWC)が価値あるカレンダーになるように我々は可能な限り努力をしていき、すべての主役にバランスのとれたエキサイティングな競技を提供することができる」

「パンデミックが終わっていなくても、FIMとユーロスポーツイベンツは、各国の主催者と各国の連盟の継続的な支援のおかげで忘れられないショーを提供するために休むことなく努力を続けている」

 発表された2021年シーズンのEWC暫定カレンダーは以下の通りだ。

■2021FIM世界耐久選手権(EWC)暫定カレンダー(12月29日発表時点)

Round Race/Country Day

第1戦 ル・マン24時間/フランス 4月17~18日

第2戦 オッシャースレーベン8時間/ドイツ 5月23日

第3戦 鈴鹿8耐/日本 7月18日

第4戦 ボルドール24時間/フランス 9月18~19日

第5戦 エストリル12時間/ポルトガル 10月16日

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