【富士山女子駅伝】名城大が3連覇&3年連続の2冠達成

名城大の加世田梨花(左)と小林成美

全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝、富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場、7区間43・4キロ)が30日に行われ、名城大が大会新記録の2時間21分37秒(タイムはいずれ速報値)で3連覇を達成した。

1区は、名城大の髙松智美ムセンビ(3年)がレースを引っ張る中、日本体育大の赤堀かりん(2年)がロングスパートで振り切り、区間賞を獲得。「1区で流れを作ろうと思った」「納得のできる走りができてうれしい」と笑顔を見せた。

2区は、立命館大の飛田凜香(2年)が6人抜きでチームを2位にまで押し上げた一方で、4位でタスキを受けた名城大の和田有菜(3年)が「自分らしく思い切り走ろうと思った」と区間タイ記録(20分40秒)の好走で首位に浮上した。

その後は名城大の独壇場だった。3区鴨志田海来(3年)が安定した走りでトップを守ると、4区山本有真(2年)が「思うような結果を残せていなかったので、区間賞をとって笑顔で終わりたい」との言葉通り、区間タイ記録(13分55秒)をマークした。

最長区間(10・5㌔)の5区では、加世田梨花(4年)が大東文化大の鈴木優花(3年)の猛追に遭うも、1位は譲らず。6区増渕祐香(1年)は区間新記録(19分31秒)の快走で再び差を広げ、7区小林成美(2年)が最初にゴールテープを切った。

名城大は、全日本大学女子駅伝(10月)でも優勝しており、3年連続の2冠達成となった。

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