【全日本】青柳が新春2連戦で〝諏訪魔狩り〟宣言「一気に5冠のチャンス」

新春興行でロケットスタートを目指す青柳

全日本プロレスの青柳優馬(25)が、2021年のロケットスタートを決める。団体恒例の新春興行2連戦(来年1月2、3日、東京・後楽園ホール)はいきなりの大一番を迎える。

2日大会では「世界最強タッグ決定リーグ戦」を制した宮原健斗(31)とのコンビで世界タッグ王者の〝暴走大巨人〟諏訪魔(44)、石川修司(45)組に挑戦。3日大会では、諏訪魔の3冠ヘビー級王座に挑む。「2日間ともメインに出場することになって驚いたけど、これは千載一遇のチャンス。3冠王座の最年少戴冠記録を更新して一気に5冠になります」と気迫をみなぎらせる。

世界タッグは今回が初挑戦。3冠王座は2月に当時の王者・宮原に挑戦して以来2度目だが、過去の実績など関係ないと強調する。

2連戦のカギとなるのが、両王座戦で激突する5冠王者・諏訪魔の攻略だ。「真正面からいくのでなく、足をすくって上り詰めるのが僕のポリシーなんで。イメージとしては(諏訪魔が)暴走する前にストップをかけること。長い試合になると爆発力が出てくる相手なので、早いうちに仕留められるのが理想ですね」と短期決着を狙う。

しかも諏訪魔はこのところ、所属ユニットの女子部門「エボリューションガールズ」立ち上げに集中している節がある。そんな暴走王者を青柳は「団体の象徴なのに、どうなのって。5冠戦に集中しないんだったら、諏訪魔から全部奪った方がいい。象徴、立場、ベルトの全てを。片手間でやられるのは、いけすかないんで」ときっぱり。王道マットの行方を占う2連戦になりそうだ。

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