年末に大きな決断を下したオリラジの波乱万丈の芸人生活

中田敦彦と藤森慎吾のお笑いコンビ・オリエンタルラジオが、今月31日をもって、所属の「吉本興業」とのマネジメント契約を終了することを28日に同社が発表した。

同日夜には、オリラジがYouTubeに動画をアップ。中田は「子どもの教育という面と、自分自身の殻を破りたいという気持ちでシンガポールに移住を決めた」と明かし、「事務所を辞めることも、海外に移住することも、そんなに重大なことではない」とした。

相方の藤森は、今月頭に中田から吉本を退社する連絡があり、「半月くらい悩みに悩んだんですけど、相方と一緒にいたら楽しいだろうなと思って、僕も辞めるという決断をしました」と経緯を説明した。

「中田は自身のYouTubeチャンネルの登録者数は330万人を突破しているだけに、もうテレビに出なくても金に困らない。一方、藤森は地上波のレギュラー番組は降板となりそう。おそらく、今後はYouTuberに転身するのでは」(テレビ局関係者)

もともと2人は自動車事故の受付のオペレーターのアルバイトで知り合い、藤森が中田を誘う形で、大学に通いながらNSCへ入学。

2004年12月NSC在学中に関わらずM-1グランプリ準決勝進出。05年4月にTBS系「ゲンセキ」にてテレビデビュー。「武勇伝」ネタを主な芸風として活動し、大ブレイクを果たし一時期はレギュラー番組10本を獲得したのだが…。

「デビューからわずか3年でブレイクを果たしたためすっかり天狗になってしまい、いつの間にか“嫌われ芸人”になってしまったが、沈んだままでは終わらなかった」(芸能記者)

ソロ活動をする中で中田が「オタク・インテリキャラ」、藤森が「チャラ男キャラ」を確立、2011年に再ブレイクを果たした。

さらに、音楽ユニット・RADIO FISHとしてリリースした「PERFECT HUMAN」がヒットし16年のNHK・紅白歌合戦への出場を果たした。

今後、コンビや同ユニットとしての活動は続けるというが、吉本という大きな後ろ盾を失い、どういう方向性で売るかが注目される。

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