【大日本】野村、阿部組が〝竹串流血マッチ〟制してBJWタッグ王座V5!

阿部(左)と野村(右から2人目)は竹串を指されながらも王座を守った

30日の大日本プロレスの東京・後楽園ホール大会で、BJW認定タッグ王者の〝アストロノーツ〟こと野村卓矢(27)、阿部史典(25)組がクリス・ブルックス(29)、ドリュー・パーカー(23)組を下し、V5に成功した。

試合は序盤から王者組が分断され、野村が集中攻撃される苦しい展開になった。それでもドリューの蹴りをキャッチした野村がそのままキャプチュードで投げて反撃。ここから両軍が好連係を発揮しつつ攻防が激しく入れ替わる一戦となった。

しかし終盤、阿部の蹴りがレフェリーに誤爆したところで一気に試合が荒れた。阿部がドリューから、野村がクリスから頭頂部に大量の竹串をぶっ刺され大ダメージを受けてしまう。さらに挑戦者組から怒とうの攻撃を受けたが、王者コンビは耐え切ることに成功。むしろこれで若さに火が付いた野村が容赦ない攻めをドリューに連続で叩き込み、最後は強烈なグーパンチからの飛龍原爆固めで3カウントを奪った。

試合後、マイクを持った王者組は「今年いろいろありましたが、大日本の今年最後の大会メインで締められてうれしいです。僕はストロングヘビー…」(野村)、「そして僕はジュニアを、そしてタッグは持ったまま、アジアなんかもね」(阿部)とさらなる勢力拡大を誓った。

その後は頭頂部から汗のように真っ赤な汗を垂らしながら「それにしてもこれイテえよ!」(野村)、「こんなのリビングでやられたら絶対キレる。髪がない方が絶対痛い。だから俺の方が痛い」(阿部)、「いや、俺の方が痛い」(野村)と言い合いに…。最後に「来年は東スポの最優秀タッグを取りに行こう!」とぶち上げ、頭頂部を押さえていた。

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