【新型コロナ】30日の神奈川、5人死亡 432人感染 川崎の高齢者施設、厚木の私立病院でクラスター

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で30日、新たに男女5人の死亡と、10歳未満から100歳以上の男女432人の感染が確認された。うち225人の感染経路が不明という。

 横浜市は、80~90代の男女4人が死亡したと発表。うち男女2人はクラスター(感染者集団)が起きた有料老人ホームの利用者。別の男性は26日ごろ容体が悪化し28日に死亡。別の女性は26日に救急搬送され、その後に死亡が確認された。

 クラスターが発生した元気会横浜病院(同市緑区)では職員2人と患者20人の感染が新たに判明し、感染者は計71人となった。

 川崎市内ではクラスターが起きた市内病院に入院していた80代女性が死亡。市南部の高齢者施設では新たに80~90代の入所者5人の陽性が判明して感染者が計9人となり、市はクラスターと認定。市北部の高齢者施設でもクラスターが発生、男女の入所者4人と職員の計5人が感染した。

 相模原市では、感染者のうち2人はクラスターが起きている同市南区の高齢者グループホームの入所者と職員。同施設の感染者は職員3人、入所者7人の計10人になった。

 厚木市内の私立病院で職員1人、入院患者1人が感染。既に職員1人、入院患者2人が感染しており、県はクラスターが発生したとみている。

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