「東日本と西日本の境目」ついに決定! 全国の読者が選んだ境界線がこちら

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日本を東西に分けたとき、東日本と西日本の境目ってどこだろう。

みなさんは、そんな疑問を抱いたことはないだろうか。

実はこれ、Jタウンネット編集部が日々悩まされている難問なのだ。

東京、もしくは大阪について語る時、話は簡単だ。東京は東日本で、大阪は西日本。「違う」という人は、おそらくいないだろう。

では、名古屋ならどうだろう。かなり悩む人も多いのではないだろうか。

国語辞典を引いてみると、日本国語大辞典(小学館、ジャパンナレッジ版)でも広辞苑(岩波書店、第七版)でも、東日本は「日本の東半分」、西日本は「日本の西半分」と記載されているが、その境目がどこかは明らかにされていない。

「中部地方以東(西)」(日本国語大辞典)あるいは「中部地方を含めそれ以東(西)」(広辞苑)と表現されており、中部地方がどちらなのか、わからないのだ。

そこで、Jタウンネットでは「東日本と西日本の境目」を見極めるべく、2019年8月6日から20年12月18日にかけてアンケート調査を実施した。

テーマはズバリ「東日本と西日本の『境目』って、どこだと思う?」。

調査の結果、3508票が集まった。果たして、Jタウンネット読者が考える東西の境目は、どこにあるのだろう。

静岡がポイントだった?

選択肢として用意したのは、4つの境目。

(1)NTT東日本のサービス提供範囲を「東日本」、NTT西日本のサービス提供範囲を「西日本」とするもの。新潟、長野、山梨、神奈川までが東日本、それより西側が西日本となる。
(2)電気の周波数によるもの。送られている電気が50ヘルツの地域を「東日本」、60ヘルツの地域を「西日本」とする。新潟と山梨の全て、長野と静岡の一部を「東日本」、それより西側が西日本となる。
(3)気象庁の区分に準ずるもの。福井、岐阜、愛知、三重までが「東日本」、それより西側が「西日本」となる。
(4)「糸魚川静岡構造線」と呼ばれる大断層線の東を「東日本」、西を「西日本」とするもの。長野、新潟・山梨・静岡が東西に分かれる区分けだ。

これら4つから、読者に「東日本と西日本の境目」を選んだもらった結果が、こちら。

最も多くの読者が選んだのは、(4)。「糸魚川静岡構造線」が東西の境目だと考える人が29.6%を占める結果となった。

これに続くのが26.2%の(2)電気の周波数による区分と、26.0%の(3)気象庁の区分。この2つには票差がほとんどなかった。

(1)NTTによる区分を選んだのは18.2%。4つの選択肢の中では、明らかに少ない票数だった。

何がこの差を生んだのだろう。選択肢となった「境目」の違いを改めて見ていこう。

(1)NTTによる区分が他の3つの選択肢と異なる点と言えば、静岡県の扱いだろう。

他の選択肢では静岡県の一部あるいは全部が東日本となっているが、(1)では静岡県は完全に西日本のくくり。

首都圏・神奈川に隣接する静岡県が「西日本」ということに、違和感を持つ人も多いのかもしれない。

また(3)気象庁による区分は、他の選択肢と比べると境目がかなり西にある。中部地方も三重県も、まるっと東日本扱いだ。

地方ごとに比較すると、この選択肢を他の地方より積極的に選んだ地域がある。

近畿地方だ。

近畿地方では、32.2%の読者が(3)を選択。3割以上の人がこの選択肢を選んだのは近畿のみだ。

関西人には「自分たちより東のもんは、全部東日本」と思っている人が一定数いるのかもしれない。

(2)電気の周波数による区分と(4)糸魚川静岡構造線による区分は、かなり近い。

どちらも長野と静岡は県の中に東西の境目がある。違いになるのは、(2)では新潟と山梨がまるごと東日本に分類されるが、(4)ではこの両県の中に境目がある点だ。

(2)に最も多くの票が集まったのは、北海道・東北地方と、四国地方。関東、中部、中国、九州・沖縄地方では(4)を選んだ人が多かった。ちなみに、山梨では(2)、新潟では(4)を選んだ人が最も多い。

山梨県民は「山梨は東日本!」と強く思っており、新潟県民は「まあ、西日本な部分もあるよね」と感じているのかもしれない。

と、いうわけで、今回のアンケートの結果から、Jタウンネットでは、最も支持を集めた(4)糸魚川静岡構造線を「東日本と西日本の境目」と考えたい。改めて示すと、以下の通りである。

この境界線を見て、「結局のところ、長野、新潟、山梨、静岡はどっちなの...?」とモヤモヤしている読者もいるかもしれない。

なので、この4県については後日、東日本・西日本どちらに属するかを決める「決戦投票」を行う予定だ。みなさん、そちらの調査にもぜひご協力ください!