【箱根駅伝】東海大〝3本柱〟で王者奪還だ 両角監督「なんとか勝ちたい」

王者奪還を狙う東海大・両角監督

第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2、3日)を前に、東海大がリベンジ宣言だ。

2連覇を狙った前回大会は、黄金世代と呼ばれていた館沢亨次(23=横浜DeNA)や小松陽平(23=プレス工業)らを擁しながらも、原晋監督(53)率いる青山学院大に完敗。両角速監督(54)も「お手上げです」と話すほどだった。

悔しさを味わったからこそ、今大会にかける思いは強く「今回はなんとか優勝争いに絡みつつ、僅差でもいいので、なんとか勝ちたいなと思っている」と覚悟を決めている。

Vのカギになってくるのは、3本柱の塩沢稀夕、名取燎太、西田壮志(いずれも4年)だ。黄金世代が抜けたからこそ、期待値は大きい。

主将・塩沢は「今年の東海大学の目標は、往路優勝、そして総合優勝。しっかりと往路から流れをつくって総合優勝したい」ときっぱり。流れを大きく左右する山登りの5区を走る西田も「この4年間は箱根の山だけを考えて練習してきた部分がある。最後は感謝の気持ちを持って挑みたい」と闘志を燃やす。2区を走る名取も「3人がしっかり走って良い流れをつくりたい」と気合は十分だ。

王者奪還へ、箱根の借りは箱根で返す。

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