女子プロレス「アイスリボン」のFantast ICE王者・世羅りさ(29)が、王者の貫禄を示した。
31日の後楽園ホール大会ではV7戦で藤田あかね(33)と対戦。同王座は王者が自由にルールを決められ、今回は「4コーナープロデュースマッチ」として、両者が2コーナーずつ好きなアイテムを置けるルールが採用された。
王者の世羅は蛍光灯の扇とマイクを設置したボード、挑戦者のあかねは画鋲バットとコンクリートブロックを用意し、各コーナーに置かれた。
これだけで想像がつくように、リング周辺はアイテムが散乱。四つん這いになった世羅の背中の上であかねがブロックを破壊するや、その破片が周囲に飛散。本紙カメラマンにも直撃し、レンズフィルターが割れるハプニングもあった。
試合は蛍光灯扇であかねを殴打した世羅が、最後はマイクロフォンボードとブロックを腹上に乗せたところにダイビングニードロップを決めて勝利した。
バックステージで世羅は「痛い、痛い…」と連呼しながらも「抑制された世の中でできる、ギリギリのことを今後もやっていきたい。また社長に怒られるかもしれないけど、本当に怒られるところまでやります!」ときっぱり。
また、2021年のビッグマッチに向け「(8月9日)横浜武道館までチャンピオンでいたい。ベルト1周年の記念にリングに立って防衛したいです」と目標を掲げた。