若手研究者を顕彰、第17回日本学術振興会賞受賞者25名を発表

日本学術振興会は、45歳未満の創造性に富んだ若手研究者の業績をたたえ、支援する2020年度(令和2年度)日本学術振興会賞の受賞者を発表した。新型コロナウイルス感染拡大予防のため、授賞式は行わない。

日本学術振興会賞の対象となるのは、人文学、社会科学及び自然科学の全分野において、45歳未満で博士又は博士と同等以上の学術研究能力を有する者のうち、論文等の研究業績により学術上特に優れた成果をあげている研究者。受賞者には副賞として研究奨励金110万円が授与され、うち6名以内に日本学士院学術奨励賞が併せて授与される。

2020年度は前回からの候補者145名とあわせて450名が推薦され、各分野を代表する国内トップレベルの学術研究者により構成される審査会で厳正な審査が行われた。

受賞者は、革新的分子ツールによる一次繊毛の機能解明で国際的に高い評価を得たジョンズホプキンス大学医学系研究科の井上 尊生教授(44)、マルクス経済学のエコロジー的転回に関して研究実績が既に国際的に認められている大阪市立大学大学院経済学研究科の斎藤 幸平准教授(33)、グローバルな洪水リスク変動と山岳氷河融解の予測で先駆的業績を挙げた芝浦工業大学大学院理工学研究科の平林 由希子教授(43)など25名が選ばれた。

※所属機関・職名は2020年12月1日現在、年齢は2020年4月1日現在

参考:

【日本学術振興会】第17回(令和2(2020)年度)⽇本学術振興会賞受賞者略歴及び授賞理由(PDF)

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