上沼恵美子 いつもと違うM-1引退宣言…大甘採点&説教なしで花道か

〝関西の女帝〟上沼恵美子

本当に見納めになってしまうのか?関西お笑い界の〝女帝〟上沼恵美子(65)の〝M-1引退〟発言に注目が集まっている。

上沼は12月20日に行われた漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2020」に今年も審査員として出演し、「最後の審査だと思っています。本当にファイナルです」と発言。

翌21日放送のABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」では、同局に向かう途中、新大阪駅で若い男性から「審査員今年で辞めるんですか?」と聞かれ、「そのつもりやけど」と答えたというやりとりを披露。M-1を振り返り「楽しかった。主人も大阪で見てくれて。お姉ちゃんも「面白かったわ』ってメールをくれた。うれしかったですね。リフレッシュさせていただいて、有終の美を飾らせていただきました。ありがとうございました」と語った。

上沼がM-1終了後に〝審査員引退〟発言をするのは半ば恒例となっているが、関西のお笑い関係者からは「今までとはちょっと違う感じがした。ホンマに辞めるんちゃうか」との声が聞かれる。どうも今年は様子が違うぞと感じている関係者が少なくないのだ。

上沼は7月、25年間MCを務めてきた「快傑えみちゃんねる」を突然、終了した。その理由について、コロナ禍でゲストや観客がいなくなったことを挙げており、コロナ鬱の症状があったことも明かしている。

ある芸能関係者は「コロナの影響は大きいと思います。大御所ほど人の多く集まる場所に出演するをの嫌がってますし、上沼さんにも似たような思いがあるのでは。審査員は審査に関して、いろいろと批判もされますしね」と推測する。

別の関係者もこう話す。

「旦那さん(上沼真平氏)とも、付かず離れずの距離感でうまくやっているようですし、お金にも不自由はないから、〝終活〟のような気持ちもあるのでは。例年は本番直前になる審査員の発表も今年は早かった。ラジオで(番組を制作する)ABCから『貢物が4回来た』と面白おかしく話してましたが、ABCからの依頼にもスムーズにOKを出したそうです。審査の得点も甘かったですし、怒られる芸人もなし。これが最後と決めて楽しんでいたのかもしれないですね」

果たして、来年の審査員席に上沼の姿はあるのだろうか。

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