【RIZIN】再起戦・朝倉未来 左ハイから豪快KOも「前回の負けを取り返せたと思ってない」 

弥益(右)をハイキックでKOした朝倉未来

格闘技イベント「RIZIN.26」(31日、さいたまスーパーアリーナ)で〝最強兄弟の兄〟こと朝倉未来(28)が弥益ドミネーター聡志(30)をKOし、復活勝利を挙げた。

11月21日の初代フェザー級タイトルマッチで斎藤裕に判定負けし、RIZIN初黒星を喫した朝倉未は予告通り、積極的に前に出た。アッパーからの左フック、飛びヒザ蹴りでプレッシャーをかけて追い込んでいく。

一度は組みついてグラウンド状態になったが、すぐに立ち上がって再びスタンド勝負に。最後は左の前蹴りから左フックでコーナーに追い詰めると、ガードが下がったところへ左ハイキック一閃。トドメのパンチで1R4分20秒、KOした。

試合後「新しい自分になれるようにというか、昔の狂気的なところと冷静なところを合わせてより強くなれたと思う」と試合を振り返った朝倉未は「前回は判定負けで、僕を応援してくれているファンの期待を裏切ってすみませんでした。来年からもっと真剣に格闘技に向き合って、新しい朝倉未来に期待してもらえるように頑張りたいと思います」と誓った。

また「前回の負けを取り返せたと思っていないので、正直うれしくないですね。斎藤選手に借りを返したいです」とも語り、早期のリベンジを見据えた。

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