マツコ・デラックス N国・立花党首から証人尋問求められていた! 2月にも可否

マツコ本人の出廷は…

【プレイバックN国 前編】立花孝志党首(53)率いる「NHKから自国民を守る党」(NHKから国民を守る党から改名)は2020年も炎上上等とばかりに破天荒な仕掛けの連続だった。物議を醸した〝事件〟の数々を振り返った。

【第5位=同姓同名候補のブッコミ】昨年4月の衆院・静岡補選にN国党が擁立したのは田中健(たなか・けん)氏。野党統一候補で田中健(たなか・けん)氏が既に出馬を表明しており、同姓同名の候補者を送り込んだのだ。

選管では2人を区別するために投票用紙に年齢併記を有効とする苦肉の策で、対応。野党統一の田中氏は街頭活動やポスターで「田中健 42歳」と年齢を強調する選挙活動を強いられた。

結果は自民党候補が当選し、ダブル田中は落選。ただの嫌がらせ行為に見えるが、旧態依然とした記名投票式への問題提起だった。立花氏は「今回は事前に発表したが、今後は告示日当日に発表する」と予告。都知事選でも「小池百合子」候補を探したものの失敗。来る衆院選へ向け、「安倍晋三」や「麻生太郎」などの同姓同名候補を本気で探している。

【第4位=マツコをぶっ壊す裁判】一昨年の参院選で当選直後、マツコ・デラックスに「気持ち悪い」と評され、MXテレビに押しかけた立花氏。昨年4月になって、MXとマツコに発言で損害賠償を求めて訴訟に出た。

立花氏いわく「国民共有の財産である電波、放送は放送法4条で、公平・中立がうたわれている。一方的に言うのではなく、反論させてもらいたい」と訴え続けていたが、MX側が無視を決め込んだことでの提訴だった。

裁判は現在も続いており、立花氏側はマツコの証人尋問を要求し、来月にも可否が決定する。マツコと立花氏が法廷で、直接対決となるのか…。

【第3位=ゆづか姫降臨】昨年7月の東京・北区都議補選で突如、新星のごとく現れたのがネット配信者の〝ゆづか姫〟こと新藤加菜氏(27)だ。

立花氏が麻雀大会でスカウトした新藤氏は、女子高生時から人気を博したニコ生配信主。政界デビュー戦では、アベノマスクをブラ代わりにした衝撃写真をポスターに使用し、女性候補者5人で争った女だらけの補選で他陣営は度肝を抜かれた。

さらに補選の1週間後には千葉・印西市長選に出馬。N国の24歳女性が被選挙権がないことを理由に立候補できなかったことへの問題提起で、新藤氏が代理を買って出た。

立花氏との2ショットは〝美女と野獣〟。いまでは党の広報室長にも就任し、情報発信を任されるとともに次期衆院選では裏金問題で揺れた河井夫妻の地盤・広島3区からの出馬を予定している。

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