【大相撲】荒汐部屋がコロナ集団感染 幕内若隆景に続き新たに11人陽性

荒汐親方

大相撲の荒汐部屋で新型コロナウイルスの集団感染が発生した。日本相撲協会は1日、師匠の荒汐親方(36=元幕内蒼国来)、十両若元春(27)、幕内以下の力士8人、床山1人が新型コロナに感染したことを発表した。荒汐部屋では12月31日に幕内若隆景(26)の感染が判明。同日に師匠や力士ら関係者がPCR検査を受けたところ、新たに11人の陽性が確認された。これで部屋の感染者は合計12人となった。

この日、芝田山広報部長(58=元横綱大乃国)は報道陣の取材に対応。荒汐部屋の力士の初場所(10日初日、東京・両国国技館)への出場について「部屋で(一緒に)稽古をしていたからこうなった。この状況だと本場所も近いから(出場は)厳しい状況」と見通しを語った。

大相撲では昨年9月の秋場所前に玉ノ井部屋で新型コロナの集団感染が発生した。力士24人が感染し、所属力士28人全員が秋場所を休場。番付は据え置かれる救済措置が取られた。荒汐部屋の力士については、今後に対応を協議する。

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