小学校給食の味を家庭でも 寒川のレシピ、食生活改善普及の「好事例」に選定

寒川町の給食レシピの1例

 神奈川県寒川町立小学校の給食レシピを自宅の献立に役立ててもらおうという取り組みが、厚生労働省の食生活改善普及運動の2020年度の好事例に選定された。

 野菜摂取量増加へ向けた普及・啓発の一環で、同町と同町教育委員会が連携し、給食の人気メニュー10種類のレシピを役場などで配布。併せて調理動画「おうちで給食」を制作し、自宅でも調理できるよう促した。

 動画には町立小学校の給食調理員が出演。キムチとたくあん(つぼ漬け)を使った「キムタクごはん」などの、各校から2品ずつ人気メニューや栄養価の高い全10品を実際に調理し、作り方の詳細を伝授している。

 同運動は「食事をおいしく、バランスよく」を基本テーマに、家庭での食生活改善の重要性を焦点に自治体などと連携し展開。好事例に選ばれたのは同町と岩手県陸前高田市。動画は同町ホームページ(HP)や同省食生活改善普及運動のHPで公開されている。

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