敦賀市といえば昆布!?その理由や昆布にまつわる歴史とは【福井県】

敦賀といえば昆布!?
その理由や歴史などについてご紹介します!

敦賀といえば昆布!?

福井県敦賀市といえば敦賀港があり、かつては海外との貿易の拠点、郵便や国際列車の経由地として大変栄えた地です。
さらに、越前一宮の氣比神宮があったり、国の名勝に指定されている気比の松原があったりと、国際色豊かで歴史があり、景色も美しい街です。

グルメも、敦賀ラーメンやヨーロッパ軒、かたパンなどなど、地元の人から愛されているものがたくさんあるのですが、中でも歴史があって特徴的なのが『昆布』。
特に、加工品で代表的なものが『おぼろ昆布』です。

敦賀の昆布の歴史

江戸時代から明治時代にかけて、北海道と大阪を結んでいた商船群『北前船』。
かつては、北前船によって北海道や東北の産物が運ばれていました。

福井県内にもいくつかの寄港地があり、敦賀もその一つでした。
そのため、北海道から運ばれてきた昆布が敦賀におろされていたのです。

現在でも利尻、羅臼など、北海道でとれた一級品の昆布は敦賀に集結しており、昆布問屋や昆布を扱う土産物店も多いです。

昆布は加工されて『おぼろ昆布』に

かつては、敦賀におろされた昆布は職人さんの手によって加工され、関西などに出荷されていました。

加工品の代表例が『おぼろ昆布』。
敦賀市は、手すきおぼろ昆布の生産量が全国の80%以上を占めています。

昆布の表面を職人さんが手作業で削りとった『手すきおぼろ昆布』はもはや芸術品。
市内には、手すきおぼろ昆布の製造実演が見られるお店やイベントもあります。

昆布のことがわかる博物館!『昆布館』

敦賀市には、昆布の歴史、製造方法、流通経路など、昆布のことならなんでもわかる『敦賀昆布館』があります。

お土産販売や昆布ソフトクリーム、うどんなどの昆布グルメも楽しめます!

施設情報は以下でご紹介しています。

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