劇中で冴えない衣装も着こなしてしまう吉沢亮 私服は女性にウケないとションボリ 「AWAKE」正月舞台挨拶

吉沢亮主演の映画「AWAKE」の新春お正月舞台あいさつが都内で2日に行われ、主演の吉沢亮と山田篤宏監督が登壇。2人は、作品の内容にちなみ、棋士の勝負服である和服で登場。作品や吉沢が映画内で身につけた服などについて語った。

舞台あいさつは、事前にツイッターで募集した質問に吉沢と山田監督が答える形式で進行した。“「AWAKE」はこれからの長い人生においてどのような意味合いを持つ作品になりそうか”の質問について、吉沢は「これまでの出演作品の中でも特に好きな作品です。普段はあまり自分の出ている作品を観返すことはないけれど、これは観返しそう。何度も観たくなる作品」と回答。山田監督は「自分にとって商業デビュー作。それに尽きますね」と記念すべき第一作と胸を張った。

さらに吉沢は、AI将棋にすべてを賭ける英一を演じるために、「撮影中は太ろうとして米や炭水化物ばかりを食べていました。とにかくパンパンにむくんでやろうと思った」と回想。現在は細身に戻ったと思われるが、「昨日は昼間からアニメを観てお酒を飲んでいました。」と寝正月を報告した。また、英一の少年期を演じた子役の梅谷祐成について吉沢は、「僕にも雰囲気が似ているし、今まで僕の少年期を演じた子役の中でもかなり雰囲気の近い子でした」と絶賛した。

山田監督のこだわりも強かったという英一の“冴えない衣装”の話となり、山田監督は冴えない衣装も吉沢のセンスでよく見えてしまったと苦笑いしていた。しかし、吉沢自信はファッションセンスにコンプレックスがあることを明かし、「私服のセンスについては”冴えない”といまだに言われる。僕としてはダボッとした服が好きでオシャレと思って着ているのに、若い女性にはダボッとした服はあまりウケない」と新春からションボリした姿を見せ、客席のファンに向けて「あれはオシャレなんです!皆さんのセンスが僕に追いついていないんです!」と訴えた。

「AWAKE」は、2015年に実際に行われ、ネットユーザーや将棋ファンの間で物議を醸した棋士VSコンピュータの対局に着想を得て、が書き下ろした完全オリジナルストーリー。棋士になる夢をあきらめた大学生の主人公が、ふとしたことで出会ったAI将棋のプログラミングに新たな夢を見いだし、かつてのライバルと再戦を果たす青春物語である。主人公の英一を2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」に主演する吉沢亮が、かつての英一のライバルで圧倒的な将棋の才能を持つ陸を若葉竜也が演じている。

AWAKE
公開中
配給:キノフィルムズ
©2019『AWAKE』フィルムパートナーズ

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