〝ゲス不倫〟瀬戸大也は吊るし上げ会見回避 2月ジャパンOPで復帰有力

瀬戸は結果で批判を黙らせる決意だ

復帰のXデーは――。

競泳男子個人メドレー2種目で東京五輪代表の瀬戸大也(26)が沈黙を貫いている。新年を迎えたが、今後の出場レースは未定。ただし、大舞台に向けて公の場に姿を見せることは避けられず、ネガティブなイメージは自ら払拭するしかない。

昨年開催されていれば…。五輪の1年延期で影響を受けたアスリートは少なくないが、瀬戸は人生を狂わされた1人といっても過言ではない。

一昨年の世界選手権で2冠を達成し、トビウオジャパンで唯一五輪代表権を獲得。昨年も自己ベストを更新するなど絶好調だったが、延期が決まるとモチベーションの維持に苦しんだ。

そして9月の〝新潮砲〟。不倫行為の発覚はあまりにも衝撃的で、世間からのバッシング、所属先だったANAとの契約解除、スポンサーの撤退、年内の活動停止処分と代償は大きかった。

2021年となり、瀬戸はようやく活動可能となるが、瀬戸のマネジメント事務所は「今の段階で決まっていることはありません」と白紙を強調。北島康介杯(1月22~24日、東京辰巳国際水泳場)にもエントリーしていない。一連の騒動について会見を開く予定もないという。

不倫発覚後の会見といえば、俳優の東出昌大(32)や「アンジャッシュ」渡部健(48)が記憶に新しいが、両者とも記者やリポーターの〝エジキ〟になり、ネットでは大炎上した。芸能人とアスリートの違いはあれど、瀬戸が会見を行えばどうなるか容易に想像がつく。

今夏に延期となった五輪に向けて、いずれは〝表舞台〟に立たなければならない。だが、それは会見場ではなくプールでもいい。「私にとってのお詫びはこれからも水泳で努力していくことだと考えています」というコメントが本心であれば、結果で世間を納得させるしかない。

現在、個人でトレーニングに励む瀬戸の復帰戦は今年2月のジャパンオープンが有力。再び活躍する姿は見られるのか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社