余ったおせちの黒豆を活用♪2種のリメイクスイーツレシピ

余ったおせちの黒豆を活用♪2種のリメイクスイーツレシピ

おせち料理に欠かせない黒豆

お正月に黒豆を食べる理由には、いくつかの説があります。 一般的には、「黒い色が邪気を払って、災いを防ぐ」と考えられていたことや、「豆」と「まめに働く」の語呂合わせ。 「これまでの1年の厄を払い、新たな年も元気で働けますように」という願いがこもっているというわけです。 でも、おせち料理のために煮た黒豆が、食べきれずに余ってしまうことはありませんか? そんなときには、黒豆のお菓子を作ってみましょう。

黒豆入り抹茶マーブルパウンドケーキのレシピ

黒豆と抹茶で和テイストに仕上げたパウンドケーキ。 焼き上がったらシロップをうって、こっくりしっとりした味と食感に仕上げます。

材料(205×80×H60mmのパウンド型1台分)

生地

  • 無塩バター…100g
  • 砂糖…80g
  • 塩…ひとつまみ
  • 卵…2個
  • 薄力粉…100g
  • ベーキングパウダー…3g
  • スキムミルク…10g
  • 抹茶パウダー…8g
  • 黒豆の甘煮70g

シロップ

  • 砂糖…小さじ2
  • 洋酒(ブランデーなど) …小さじ2
  • 水…小さじ2

下準備

  • バターと卵を常温に戻します。
  • 黒豆の甘煮の汁をきります。
  • 型にオーブンシートを敷きます。
  • オーブンを170℃に予熱します。

作り方

1. 無塩バターを練って、クリーム状にします。

2. 砂糖と塩を加えて、白っぽくなるまですり混ぜます。

3. 割りほぐした卵を少しずつ加えて、その都度しっかり混ぜます。

4. ふるった薄力粉・ベーキングパウダー・スキムミルクを加えて、混ぜます。

5. 生地の1/3量を取り分け、抹茶パウダーをふるい入れて混ぜます。

6. 白生地に黒豆の甘煮を加え、ざっと混ぜます。

7. 抹茶生地を加えて、3回ほど混ぜます。

*混ぜすぎて、全体が緑色になってしまわないよう注意。

8. 型に生地を入れて中央がへこむように表面をならし、170℃のオーブンで40分間焼きます。

*レシピではガスオーブンを使っています。お使いのオーブンに合わせて、焼成温度を調節してください。

9. 小鍋にシロップの材料を入れ、ひと煮立ちさせます。

10. 焼きたてのパウンドケーキを型から外し、オーブンシートを剥がしてシロップをうちます。

11. ラップでぴたりと包んで、冷まします。

12. 好みの厚さにカットして出来上がり。

工程7での2色の生地の混ぜ方によって、断面の模様が変わってきます。 混ぜる回数が多いほど、繊細な模様になりますが、混ぜすぎると、ぼんやりとした色合いに。 どんな模様にするかは、お好みで。私の好みは、混ぜは3回だけの、くっきりマーブル模様です。

「黒豆入り抹茶マーブルパウンドケーキ」の詳しいレシピページはこちら

https://recipe.cotta.jp/recipe.php

簡単♪豆花(トウファ)の黒豆トッピング

黒豆スイーツをもう一品。 簡単なデザート、豆花を作ってみましょう。 豆花は中華圏を中心によく食べられているスイーツで、豆乳を固めて、トッピングをたっぷりのせたもの。 地域によってトッピングはさまざまですが、甘く煮た小豆や緑豆をのせるのは、主に台湾風。黒豆のトッピングもとってもよく合います。 さらに、黒豆の甘煮の煮汁があれば、シロップを作る手間もなし。さっぱりしたデザートが手軽に作れます。

材料(4人分)

  • 豆乳…300g
  • 砂糖…20g
  • 粉ゼラチン…8g
  • 水大さじ…1~2
  • 黒豆の甘煮…適量
  • 黒豆の甘煮の煮汁…適量

下準備

  • 粉ゼラチンを水にふり入れて、ふやかします。

作り方

1. 鍋に豆乳と砂糖を入れて火にかけ、鍋肌が沸いてきたら、火を止めます。

2. ふやかしたゼラチンを加え、混ぜて溶かします。

3. 容器に注ぎ入れ、冷やし固めます(冷蔵庫で1時間以上)。

4. スプーンですくって皿に取りわけ、黒豆の甘煮をのせ、黒豆甘煮の煮汁をかければ出来上がり。

トッピングをプラスすれば華やかに

黒豆の他にもトッピングを加えると、さらに華やかな仕上がりに。 おすすめは、さつまいもとりんごの甘煮です。

さつまいもとりんごの甘煮の作り方

1. よく洗ったさつまいもを厚さ3cmの輪切りにして、水にさらします(5分間程度)。

2. 鍋にさつまいもを入れて大きめにカットしたりんごをのせます。

ひたひたの水を入れ、酒・みりん・砂糖を各大さじ1加えて、加熱します。

3. 沸騰したら弱火にして、さつまいもがやわらかくなるまで15分間ほど煮たら出来上がり。

豆花にトッピングするときには、しっかり冷まして、小さめにカット。 お好みでクコの実や松の実を一緒に散らせば、ますますヘルシーなデザートの完成です。

「豆花(トウファ)の黒豆トッピング」の詳しいレシピページはこちら

https://recipe.cotta.jp/recipe.php

黒豆スイーツを楽しもう!

黒豆の甘煮は冷凍保存もできるので、慌てて黒豆入りのお菓子を作らなくても大丈夫。 お正月をのんびりと過ごした後で、ゆっくりと黒豆スイーツを作るのもいいですね。 おいしい黒豆でおいしいスイーツを楽しんでください。

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