米国上陸の菅野、まもなく決断へ 

菅野智之投手

米メジャーリーグのポスティングの交渉期限が7日午後5時(同8日午前7時)と迫っている読売ジャイアンツの菅野智之投手(31)は元日に日本を発って米国入りした。大リーグ公式サイトは2日(同3日)、『米国の土を踏んだスガノ、決断は近い』と伝え、スポーツネット・ニューヨークのウェブサイトも2日(同3日)、『メッツのターゲット、トモユキ・スガノは最終的なオファーを計るためアメリカへ上陸したようだ』などと報じた。

入札が始まった時点で菅野の獲得に興味を示しているとの報道があったエンゼルス、ヤンキースの名前は、少なくとも大リーグの有力記者からは発信されなくなっている。また、レンジャーズは日本ハムからポスティングされていた有原航平投手(28)と2年契約を結び、パドレスはトレードでダルビッシュ有投手(34)とブレーク・スネル投手(28)を獲得したばかり。補強の優先順位は大きく変わっているに違いないが、両軍が菅野から完全に撤退したかどうかは定かではない。

現時点で有力と考えられているのはメッツ、ブルージェイズ、ジャイアンツ、レッドソックスの4球団。もちろん、ダークホースの出現もあり得るが、いずれにしても菅野が21シーズン、どのユニホームを着てプレーすることになるのか、5日以内に明らかになる。

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