昨年末からの強烈寒波のピークは過ぎたものの、日本列島には次の強い寒気が7日(木)頃から流れ込んでくる見込み。再び日本海側では冬の嵐になるおそれがあり、大雪や猛吹雪に警戒が必要だ。
北陸から北の日本海側は4日(月)も雪や雨
日本列島には年越し寒波が流れ込み、日本海側では大雪に見舞われた年末年始となった。その強い寒波のピークは過ぎているが、日本付近は冬型の気圧配置が続き、3日(日)も北陸から北の日本海側を中心に断続的に雪となった。
4日(月)にかけて、冬型の気圧配置は緩むものの、北陸から北の日本海側では雪や雨が降りやすく、局地的には降り方が強まったり、雷を伴うおそれがある。引き続き、雪崩や屋根からの落雪、除雪作業中の事故には注意が必要。
週後半は日本海側で再び冬の嵐のおそれ
今週、特に警戒が必要になってくるのは、7日(木)頃。日本付近には再び強い寒気が流れ込み、寒気の強さとしては年越し寒波よりも強いものとなりそうだ。日本海側では西日本を含めて大雪となったり、北日本を中心に猛吹雪となったりするおそれもある。
また、太平洋側でも九州から東海、東北を中心に雪が降り、積もる所も出てくる見込み。今後の情報に警戒が必要だ。
週後半は寒さも厳しく
気温も、週後半にかけては低くなる傾向で、寒さが再び厳しくなる見込み。関東平野部など、良く晴れる地域でも8日(金)頃からは5℃から8℃前後までしか上がらず、朝は東京都心でも氷が張るくらい冷えそうだ。引き続き、体調管理などには注意が必要となる。
(気象予報士・佐々木聡美)