県内新規感染27人 新型コロナ 7人は県外在住者

 県は3日、10代から70代の27人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者のうち、7人が東京都など県外在住者だった。

 年末年始に入り、感染経路がわからない症例も増加傾向にある。

 新規感染者のうち、16人は感染者との接触による感染とみられ、内訳は家庭内9人、飲食2人、知人・友人2人、その他調査中が3人だった。残り11人の感染経路は判明していない。

 居住地別では、東京都と沖縄市が各5人、那覇市4人、うるま市と宜野湾市、南部保健所管内、中部保健所管内、北部保健所管内が各2人、浦添市と千葉県、神奈川県がそれぞれ1人だった。 県の糸数公保健衛生統括監は「警報や注意報を出して呼び掛けているが、感染を抑えるまでには至っていない。飲み会や飲食を通じ多くの感染者が出ると、職場や家族にも広がるため、沈静化するまでに時間がかかる状況だ」と述べた。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は17.50人で全国13位。米軍関係の新規感染者の報告はなかった。3日現在、県が警戒レベルを判断する七つの指標で、療養者数と新規感染者数が第4段階の「感染蔓延(まんえん)期」にある。

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