菅野が「数日中に契約か」の米報道 巨人に出戻りの可能性も

菅野智之

ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す巨人の菅野智之投手(31)の決断が米国で注目されている。米スポーツ専門局ESPNのケン・ローゼンタール記者は3日(日本時間4日)に自身のツイッターで「菅野は明日かあさってに契約する可能性が高そうだ。4年契約で毎オフに行使できる3度のオプトアウト(契約破棄条項)付きのオファーを出している読売ジャイアンツに戻る可能性もある。しかしながら、メジャー球団はもっと大きな金額をオファーしている」と伝えた。

ニューヨーク・ポスト紙のジョエル・シャーマン記者も呼応するように直後に自身のツイッターを更新。「菅野が巨人のエースとして戻ったとしても、(今よりも)より多くの球団が巨額の投資を検討すると思われる。(4年契約中の)3度のオフにいつでもメジャー再挑戦できる。とはいえ、菅野がMLB球団と契約する可能性は十分にある」と続いた。

コロナ禍によって大幅な減収となった各球団の財政難は深刻。その影響で移籍市場が停滞している中、代理人のジョエル・ウルフ氏は交渉で切り札をさらして、日本のエースにふさわしいオファーを引き出そうとしている。菅野の交渉期限は米国東部時間7日午後5時(同8日午前7時)まで。いよいよ大詰めだ。

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