【高須院長とSKE48のアイドル大激論4】コロナ禍でもファンに笑顔を届けたい

左から伊藤実希、藤本冬香、高須幹弥院長、川嶋美晴、上村亜柚香

高須クリニック名古屋院の高須幹弥院長(45)と「SKE48」の上村亜柚香(16)、川嶋美晴(18)、藤本冬香(22)、伊藤実希(18)が〝アイドル〟についての思いをぶつけ合った座談会はついに最終回。コロナ禍の中でファンに楽しんでもらうためにはどうすればいいのか。SKEの4人が熱い気持ちを語った。

高須 2020年はコロナウイルス感染拡大の影響でアイドル界も多くの影響を受けたと思います。

川嶋 私が「GO TO THE BEDS」さんと同じように大好きだったWACK系の「CARRY LOOSE」さんが10月で解散してしまったんです。メジャーデビューを目指すメンバー4人が共同生活を行い、その様子が24時間ずっと生配信されていて私もよく見ていたんですが…。コロナの影響で本来行うはずのツアーもできなくなっていて、もしもこういう状況でなかったらライブを見れたのにと思うと悲しくなりますね。

藤本 10月に行われた乃木坂46の白石麻衣さんの卒業コンサートも無観客での配信ライブという形になってしまいましたよね。直接、現場に行って送り出したかったというファンの方も多かったと思います。

伊藤 私たち10期生はSKEに入ってから約1年なんですけど、まだ1度も握手会というものに参加したことがないんです。昨年2月に静岡・エコパアリーナで行われたコンサートで初めてステージで歌ったんですが、3月に横浜アリーナで行われる予定だったコンサートは中止になってしまいました。本当だったら10期生は横浜アリーナで谷真理佳さんと一緒にHKT48さんの「スキ!スキ!スキップ!」という曲を披露する予定でみんな楽しみにしてたんですよ。初めて先輩と一緒に歌うことができるって。だけどコンサートがコロナの影響で中止になってしまって…。練習中に中止のメールが届いて10期生はみんな崩れ落ちてました。

高須 横浜アリーナでのちゅり(高柳明音)の卒業コンサートには僕も行こうかと思っていたので延期になったのは本当に残念でした。10期生の子たちはまだ満員のSKE48劇場でパフォーマンスをしたことはないんだよね。

伊藤 私たちが7月に劇場公演デビューしたときは無観客公演でカメラの前で歌って踊るという感じでした。今は40人ぐらいお客さんが入るようになったんですけど10期生にとっては目の前にファンの方がいるということが本当にうれしくて。客席で声を出すことはできないんですが、ジェスチャーで反応してくれるのでありがたいです。

高須 早く満員の劇場公演を経験してほしいですね。でもコロナの影響がいつまで続くのかはわからない。ワクチンも第三相試験もほとんどできてない状態で使用するので、どれくらいの人が自主的に接種を受けるのか。日本人の性格だと副作用を恐れてあまり受けないかもしれない。ライブや握手会はまだまだ難しい状況が続くことが予想されます。アイドル界もこれからはライブではなくオンラインで収益を得る方向にビジネスモデルを大きく変化させる必要があると思います。

上村 以前のようには会えなくてもファンの方たちは応援してくださる。こういう状況の中でも私たちのことを好きって言ってくれるファンの方はいっぱいいらっしゃるので映像でも私たちの気持ちを伝えられるように見せ方などを研究していきたいですね。

川嶋 私も自粛期間中にハロプロさんのバラードを歌うライブや研修生さんの発表会などいろんなアイドルさんの配信ライブを見て、オンラインでどう楽しんでもらえるかを考えていました。

藤本 映像だからこそ表情がよくわかることもあると思います。そういう部分でも伝わるように心掛けていきたいです。

伊藤 ファンの方と直接会える機会が今はほとんどないので、動画配信やメール、ブログなどで気持ちが伝わるようにしていきたいです。

川嶋 いろいろな活動を通じてSKEが小学生や幼稚園の子が入りたいと思うようなアイドルグループになっていけたらいいな。

高須 コロナ禍でライブも人数制限があり、ファンは声を出すことも禁じられている状況。ひょっとしたらアイドルを応援することから離れる人も出てくるかもしれないと心配してました。だけど先行きが見えない今だからこそアイドルをはじめエンターテインメントの持つ力は大きいと思います。そしてこんなにもアイドル活動に熱い思いを持っている子たちがたくさんいる。みんなの話を聞いて安心すると同時にますます応援する気持ちが強くなりましたね。

SKE全員 2021年も頑張っていきます!(終わり)

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