JRTTの動画で見る「国鉄清算事業」、お馴染みのスポットも続々登場で「ここってもともと国鉄の土地だったの?」という発見も

画像はJRTTの広報動画から

昨年末の話題になりますが、2020年12月25日、国交省からJR3社の支援策が発表されました。2020年度末までの期限付きであった助成交付金などの支援期限を延長するほか、経営安定基金の下支え、青函トンネル・本四連絡橋JR負担見直しや不要土地の引取りなどが盛り込まれています。

【参考】JR北海道 四国 貨物に助成金交付など支援期限を2030年度まで延長、新たに青函トンネル 本四連絡橋のJR負担見直しや不要土地の引取りなど
https://tetsudo-ch.com/11038804.html

各社の報道に対するSNS上の反応を見ると「国鉄清算事業」を連想された方もいらっしゃるようですが、若い世代だとそもそも国鉄分割民営化や国鉄清算事業は良く知らない、という方も多いのではないでしょうか。記者も国鉄時代にはまだ生まれていなかったので、正直なところピンと来ません。

そんなとき参考になるのがJRTTの動画。日本国有鉄道清算事業団の権利義務を継承したJRTTがどのようなことを行ってきたか、要点が5分弱で簡潔にまとめられています。

「売却された土地の有効活用」では皆さんおなじみの施設も登場します。京都鉄道博物館やMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島など、国鉄時代はどんな施設だったのか、調べてみるのも面白いかもしれませんね。

なお、先日発表されたJR3社の支援策については、法案の審議・改正法成立を経て支援が進められていく予定であり、法成立後はこれまでJRTTが行ってきた資金支援、株式・用地のノウハウが活かされていくことが期待されています。

鉄道チャンネル編集部

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