女子プロレス「スターダム」のワールド王者・林下詩美(22)が、初の東京ドーム決戦に向けて気合十分だ。
4日の東京・両国KFCホール大会ではセミのタッグ戦に出場。同じ「クイーンズ・クエスト」のAZM(18)と組み、「ドンナ・デル・モンド」のひめか(23)、舞華組と激突した。
17日の後楽園ホール大会のV2戦で迎え撃つことが確実な舞華とは序盤から激しくやり合った。リングに倒れ込んだ舞華に蹴りを見舞い、さらにボディースラムを連発し主導権を握る。
中盤で舞華に絞められ窮地に陥る場面もあったが、何とかこれを脱出し、起死回生のバックドロップを繰り出すなど一進一退の攻防に。最後はAZMが舞華の炎華落としでとどめを刺された。
試合後は5日の新日本プロレス東京ドーム大会のダークマッチ(詩美、上谷沙弥、AZM組対舞華、ひめか、なつぽい組)について「ずっと観客席から見ていたリングに、実際立てるので感慨深い。スターダムを広める大チャンスだし魅力を最大限にお伝えしたい。それに花道、リングから見るお客さんの景色など入場から最後まで楽しみたい」と語り、決戦を心待ちにした。