爆笑・田中が“令和の田中派”旗揚げ?「小郡市長になれるかな」

マタドール(闘牛士)に扮した田中(左)と猛牛?になった太田

【爆笑対談=前編】2021年は「政局大荒れ」の年だ! お笑いコンビ「爆笑問題」(太田光=55、田中裕二=55)が2020年振り返り&2021年を大胆展望した。太田は「小池百合子首相」の誕生可能性を大胆予言。一方、相方・田中は菅義偉首相に毒ガス大噴射。さらには想定外の「田中派誕生」でついに「爆笑・田中、政界進出」の可能性も大ありだという。

田中:本当に2020年はいろいろあったね。俺もコロナになったしさ。

太田:漢字で表すとしたら「狂露菜(コロナ)」だったな。

田中:そんなのねえよ! でもやっぱり、志村(けん)さんがコロナ感染されて亡くなったのは衝撃的だったね。

太田:あの時さ、“女帝”小池さんがさ、「志村さんの最後の功績」って言ったのはすごいムカついたんだけど、いまとなっては「功績」という言い方は置いといても、志村さんによって危機感が高まって、日本が救われた気がするよね。

田中:あの「功績」っていうのは、オレも引っかかった。もともとキャスターやってたんだから、言葉遣いに気を付けるというか、あんな言い方しなくても、って。

太田:でもさ、春先よりさ、小池さんが冷静になってきたと思わない?

田中:そう?

太田:何か、どっしりしてきたというかさ。何があったのかは知らないけど。何か、一皮むけた気がするんだよな。

田中:都知事として大変な1年を過ごしたっていうのもあるのかもね。

太田:成長したよね。

田中:そうかもしれないけどさ、お前さ、どの立場で物言ってるわけ?

太田:本当に何か感じ違うんだよな。ドンと構えているというか、いまの小池さんだったら、2021年は衆院選があるとされているし「総理大臣の座はあるかも」って思う。

田中:2021年は東京五輪もあるしね。コロナでどうなるんだろうね。

太田:そうなんだよ。小池さんが五輪絡みでも良い発言しててさ。「五輪はやります。(反対意見の)いまの人たちは今を見ているのかもしれませんが、私たちは未来を見ています」ってさ。なかなか、良いこと言うねえって。

田中:かっこいいこと言うじゃん。まあ、ガースー(菅総理)がひどいからね。総理の器じゃないと思っていたんだよね、地味だしさー。しゃべりもうまくないしさ。顔も暗すぎるというかさ。

太田:口下手だしさ。魔太郎みたいな顔してるんだよな。

田中:スター性がゼロ! あれじゃダメだと思ったんだよ。

太田:言うねえ(笑い)。お前さ、「秘密のケンミンSHOW極」のMCやってるじゃん。(前MCの)みのさんの後を継いだってことは、みのさんも出席したガースーの「ステーキ会食」も行ってるだろ?

田中:行くわけねえだろうよ! そういや話変わるけど、2020年はオレは「NHKファミリーヒストリー」で自分のルーツが判明したのも印象深いね。

太田:お前さ、こういう企画の時って必ず、すごいことになるんだよな。NHKのスタッフがオレにインタビュー来た時に、先に教えてもらってたのよ。「いや実は、田中家の初代は肥前の戦国大名・龍造寺家の武士で福岡県小郡市をつくった人でした」ってさ。やっぱりなー、と思ったんだよ。

田中:いや、実はさ…「小郡田中会」ってのができたらしいんだよ。

太田:何? 小郡田中会?

田中:あの放送があってからさ「うちも田中だ」「私も田中だ」って(苦笑)。それで小郡の田中さんが集まったらしい。

太田:お前の一族はすぐに「会」をつくりたがるな、なんなんだそれは(笑い)。

田中:オレは知らないよ。でもさ、そういうふうになっちゃったら、オレも1回、顔出さないといけないかなあって。
太田 それはそうだよ。もう、あれだよ、横断幕で出迎えられるよ。「歓迎! 党首様!」って(笑い)。

田中:それは避けたい…。でも、あのファミリーヒストリーがきっかけでスタートした会だから、俺が参加したらすごいことになるよね?

太田:それはそうでしょ。「ありがとうございます、党首様!」って感じでしょ。「令和の大名」誕生だよ、もう、出馬すりゃいいじゃん。2021年は小郡田中会を中心にひと波乱ありそうだな。

田中:ねえよ!

太田:もう大威張りじゃん。「オレの先祖は小郡をつくったんだぞ!」って(笑い)。

田中:小郡市長になれるかな?

太田:これは2021年はひと波乱あるかもな(笑い)。

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