【新しい取り組み】スギHD、薬剤師と医療事務の業務分担見直し「患者中心へ」

【2021.01.05配信】スギホールディングスは、薬剤師と医療事務が行う業務分担を見直した。服薬フォローが可能となる「kakari」の導入も業務分担による業務効率化とシームレスな患者支援を後押ししたとみられる。

スギホールディングスは第3四半期決算を公表し、決算説明会資料の中で、「新しい取り組み」として、「薬剤師業務が患者様中心となる業務分担とシステム導入」を掲げた。

薬剤師が服薬指導や監査・薬剤交付、服薬フォローなどを中心に行う一方で、受付・入力・ピッキング・会計業務は医療事務が行うフローを示している。

同社は服薬フォローが可能となるシステム「kakari」を導入しており、こうしたシステム導入も業務分担による業務効率化とシームレスな患者支援を後押ししたとみられる。

さらに、店頭スタッフに携帯型情報端末を導入するとし、端末で情報を確認しながら、作業・接客を実施するという。
同端末は、陳列・販売・動向分析・在庫管理・商品管理・販売計画・品揃え計画・発注・入荷保管・出荷仕分け・配送・店入荷などの情報が確認できる。

化粧品コーナーでは、「化粧品電子カルテ」を導入。
応対内容や購入商品履歴が記録できるため、他店を含めた記録を確認しながらカウンセリングが実施できる。
そのほか、ブランド・商品名での検索や、肌悩み別の商品検索も可能。

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