ソフトバンク後藤球団社長 コロナ禍の選手年俸「変わらない。嬉しいコストはどんどんかける」

後藤芳光球団代表

ソフトバンクの後藤芳光球団社長(57)が5日、ペイペイドームで行われた年賀式に出席。コロナ禍の球団経営について考えを述べた。

昨季は観客動員も最大50パーセントの中で試合が行われた。今季も感染拡大に終息が見えてない中で「視点を変えて今まで以上の取り組みをしないといけない点は、ビジネスやファンサービスの部分でいろいろあると思う。一昨年までできていたことが去年8割くらいできなくなり、それが継続しているわけですから」と言及した。

その一方で「変わらない部分は変わらない」としたのが選手の年俸面について。

「これはコロナだからどうこうではないこと。そういった一人一人の評価は向き合ってフェア、ベストな評価をしていくことが大事。優勝直後ですから、全体のコストが上がるのは、うれしいコスト。うれしいコストはどんどんかければいいと思う」

12球団ともに経営が苦しくなる中で、昨年末には一部報道の中でインセンティブの割合を増やす案を挙げた。選手と球団の双方にとって〝ウィンウィン〟になるようにとの考えだ。

「解決策はあまり狭く見ないで、いろいろとな選択肢をみんなで議論すればいいと思う。僕が少しコメントしているような変動の部分を多くするというのは、僕らなりに考えた一つの解決策かもしれないと思っていますが、いいご意見があれば採用したらいい。変わらないというのが一番いけないと思いますね」と続けた。

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