小池の失政か コロナ重症者過去最高111人に舛添要一氏「ブレーキ踏むのが遅すぎた」

小池百合子都知事

〝戦犯〟は菅なのか、小池なのか――。

義偉首相は5日午前の自民党役員会で、東京都と埼玉、千葉、神奈川3県を対象とする緊急事態宣言の発令を7日に決定する方針を表明した。

宣言発令は昨年4月に続いて2回目。期間は1か月程度を軸に調整している。

宣言は1回目と違い、限定的・集中的となる見込みで、接待を伴う飲食店など、夜の街が狙い撃ちにされる可能性が高い。

5日の都の新規感染者は1278人で昨年大みそかの1337人に次ぐ数字。重症者は過去最高の111人を記録した。これを受け、ネット上では〝戦犯〟を探す動きも始まっている。

真っ先に名前が挙がるのは、やはり菅首相。急速なウイルス蔓延の兆候が出ているにも関わらず、ギリギリまでGo Toキャンペーンを停止しなかったことで心証は悪い。

ネット上では「対応が後手後手」「Go To推進しといて今度は緊急事態宣言かよ」と怒りの声も。

もう1人、ヤリ玉に上げられているのが小池百合子東京都知事だ。5日発行の産経新聞は、飲食店への時短要請の権限は都道府県にあり、都が飲食店側の反発で逆効果になりかねないとして「午後8時まで」の時短要請をしなかったことが感染の急拡大を招いたと指摘。その上で「小池氏の失政」と刺激的に報じた。

前都知事の舛添要一氏も5日、ツイッターを更新し「本日の東京都のコロナ感染者1278人、明日以降はもっと増える可能性がある。北海道や大阪府と異なり、東京都は小池都知事がブレーキを踏むのが遅すぎた。大きな判断ミスだ」と糾弾している。

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