【新型コロナ】川崎で最多130人感染 スナック忘年会でクラスター

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は5日、10歳未満~100歳以上の男女130人の感染が新たに確認された、と発表した。中等症3人、軽症117人、無症状10人で、84人の感染経路が不明。1日当たりの新規感染者数は、1日の105人を上回り過去最多を更新した。市発表の感染者数は4864人となった。

 年代別では20代が42人と最多。40代21人、30代18人、50代17人、60代7人、10.70.80代が各6人、10歳未満4人、90代2人、100歳以上1人。居住区別では川崎区31人、高津区21人、幸区18人、中原区15人、麻生区14人、多摩区12人、宮前区と横浜市が各8人、東京都2人、相模原市1人。

 市によると、家庭内感染は20人、陽性者との接触者は26人。うち、クラスター(感染者集団)が発生していた施設や病院での感染も相次ぎ、川崎区の高齢者介護施設では90代の女性入居者が新たに陽性となり計27人、市南部の病院では80代の男性入院患者が感染し計8人となった。また、患者と職員の計2人が感染していた市中部の病院では、新たに入院患者2人と看護師の計3人が感染し、市はクラスターと認定した。

 このほか、昨年12月25日に市内のスナックで忘年会を行った9人のうち、70~90代の男女5人の感染が判明。市はクラスターとみて、残りの参加者の検査を進めている。

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