イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表MF南野拓実(25)が再び苦境に立たされている。
南野は昨年12月19日のクリスタルパレス戦でプレミアリーグ初ゴールを決めてアピールに成功したが、その後同27日のウェストブロミッジ戦、同30日のニューカッスル戦、新年最初の試合となった4日のサウサンプトン戦と3試合連続で出番なしが続いている。
リバプール専門メディア「アンフィールドウォッチ」は「クリスタルパレス戦の後、南野が3試合で起用されていないのは困惑する状況だ」と南野を取り巻く現状に警鐘を鳴らした。
4日のサウサンプトンでは、南野が活路を見いだした攻撃的中盤でヒザの負傷により長期離脱していたMFアレックス・オックスレードチェンバレン(27)が今季初先発。さらに劣勢で迎えた終盤の交代カードには、前線で南野のライバルとなるFWジェルダン・シャキリ(29)が指名された。
同メディアが「FWディオゴ・ジョタ(24)は1月末までに戻ってくる」と指摘しているように、今季の大活躍でレギュラーに定着しながら、ヒザの負傷で離脱しているジョタの復帰が当初の2月中旬から早まる予定。攻撃陣の台所事情が苦しい現状で出場機会を増やせなければ、今後のサバイバルは非常に苦しくなるだけに、一時取りざたされていた移籍の動きが再燃しそうな情勢だ。