都城・北諸「感染急増圏域」 「休業補償ないと厳しい」

都城市牟田町の繁華街。新型コロナウイルスの感染急拡大で人通りが大幅に減少している=5日午後6時11分

 新型コロナウイルスの「爆発的な感染拡大」を受け、県が都城市・北諸県圏域を「感染急増圏域(赤圏域)」に指定し、酒類を提供する飲食店への時短営業を要請することを決めた5日、同市内の関係者らに不安が広がった。同市牟田町で「カフェレストいのむら」を営む井之村三郎さん(77)は「牟田町の飲食店は午後6~7時に開店する店がほとんど。午後8時までの営業となれば多くの店が休まないといけなくなる」と強調。県飲食業生活衛生同業組合都城支部の副支部長を務めており、「コロナ禍で牟田町では10軒ほど店を閉めた。営業時間の短縮でなく休業要請を出して、その分の補償をしてほしい」と訴えた。

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