県内コロナ新規53人 累計感染者5500人超す【1月6日朝まとめ】

 沖縄県は5日、10代から90代までの53人が新型コロナウイルスに新たに感染したと発表した。東京から来県したグループのクラスター(感染者集団)は感染者が3人増えて計19人となった。県内の累計感染者数は5540人となった。

 東京からのグループのクラスターは、県が先月30日に発表した。感染者は10代から50代まで、全員が東京都在住。県などによると、濃厚接触者に当たる人に県民はいない。19人のうち2人がすでに療養解除となり、帰京したという。

 5日の新規感染者が前日より17人増えた理由として、県の阿波連貴夫主幹は検査数の増加と、年末年始の集まりで感染が拡大した可能性の両方が考えられるとし、状況を注視する必要があると述べた。 5日の新規感染者のうち、17人が感染者との接触による感染だった。内訳は会食3人、家族内5人、職場4人、友人・知人1人、その他調査中4人。居住地別は那覇市が最多の15人、石垣市7人、沖縄市6人、南部保健所管内5人、宜野湾市と中部保健所管内で各4人、名護市3人、うるま市、豊見城市、南城市で各2人、北部保健所管内、糸満市、神奈川県で各1人。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は18.33人で全国13位。米軍関係の新規感染者は嘉手納基地の3人で、2週間の隔離後の検疫で感染が判明した。

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