医療者や学生の海外留学・就労を、海外で活躍する医師らが支援

アメリカで活躍する心臓外科医、北原大翔医師と太田壮美医師が中心となって、2020年7月、日本の医療者や学生の海外留学・海外就労を支援するNPO法人「Team WADA」を設立した。

社会の国際化に伴い海外進出する人の数は増加の一途を辿っており、医療界においても同様に、海外の医療に興味を持つ多くの医療者・医療系学生が海外留学・進出を目指している。しかし、インターネットが発達した現代においても海外の医療情報をリアルタイムで取得することは難しく、留学を志す医療者にとっての大きな障壁となっている。また、医療者が住む地域や属する施設、人的ネットワークによって情報へのアクセスに格差が存在することも問題といえる。

「Team WADA」は、北原医師と太田医師が、海外勤務において慣れない環境で苦しんだ経験やそれを乗り越えた工夫を後進に伝えたいという思いから、2017年に活動を始めた。海外の医療情報や海外で活動する医師、看護師、薬剤師、その他さまざまな職種の情報をリアルタイムで提供することで情報格差を是正し、日本にいる医療者がより海外進出しやすい足場を整えることを目指して活動している。

「Team WADA」の公式サイトでは、海外で働く医療者が現地の情報を綴るブログ、海外医師の留学情報ライブ配信、医学生・看護学生の質問に医師が直接回答する対談動画など、医療者の海外留学・就労に関するあらゆる情報を発信し、日本の医療関係者、医学生の海外留学・就労の支援はもちろん、海外で働く医師同士の交流の場も提供している。

参考:NPO法人 Team WADA

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