“ウイルス”に一斉放水 コロナ収束祈念 平戸で出初め式

新型コロナウイルスをイメージした的などに向けた一斉放水=平戸港

 長崎県平戸市の消防出初め式が5日、同市岩の上町の市平戸文化センターなどであり、市消防職員や消防団員ら約350人が参加。新型コロナウイルス感染予防のため、分列行進、服装点検は取りやめた。
 感染拡大の影響で参加者を例年より大幅に減らした。黒田成彦市長は「安心・安全な町づくりのため、消防団、婦人防火クラブ、自主防災組織と連携し、目の前の状況を打開したい」と式辞。退職消防団員らを表彰したほか、消防施設設置などに協力した市民2人に感謝状を贈った。
 式典後、消防車両7台が市役所周辺でパレード。平戸海上保安署の巡視艇と合同の一斉放水の際は、新型コロナウイルスをイメージしたデザインの的も登場。放水して感染収束を祈念した。

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