【渡辺薫&柏木集保「私たちはこう見た」・京都金杯】
渡辺 こちらは大波乱。まさかの逃げの手に出たエントシャイデンが3着だったことが単調なレースの象徴と思える。
柏木 テンにゆったりめで先行勢が上位を占める結果でしたからね。
渡辺 その流れに内々でロスなく乗ったのがケイデンスコール。ただ、2勝クラスの最終レースが1分20秒5だったことを考えると、1分33秒台の決着はGⅢ戦としては極めて平凡。この先を見据えるなら勝ち馬よりは最後にグイグイ伸びてきたピースワンパラディの方を褒めておきたい。
柏木 それでも5歳同士のワンツー。トップクラスではないにしても、重賞戦線にはつながる結果だったと思います。
渡辺 5着止まりだったシュリはどう見た?
柏木 人気になり過ぎた感はありますが、まだ良化の余地を残しています。この一戦だけで見限るのは早計でしょう。