国土交通省が今シーズン2回目となる「大雪に対する緊急発表」 7~9日に日本海側中心に大荒れ、太平洋側の平地でも積雪可能性

国土交通省は6日、今シーズン2回目となる「大雪に対する緊急発表」を出しました。
あす7日(木)から9日(土)頃にかけて、北日本から西日本の日本海側では平地も含めて、太平洋側では山地を中心に大雪となるところがあり、太平洋側の平地でも積雪するおそれがあります。7日は全国的に風が強まり、7日から8日にかけて北日本と東日本から西日本の日本海側を中心に非常に強い風が吹き、大荒れや猛ふぶき、海は大しけとなるおそれがあります。特に、東北地方の日本海側では7日夜に風が非常に強まる見込みです。

大雪による立ち往生等への警戒が必要であることや、公共交通機関においても、大規模かつ長時間にわたる遅延や運休が発生するおそれがあることから、不要不急の外出を控えるとともに、最新の気象情報や交通情報等に留意し、外出が必要な場合には、十分な時間的余裕を持って行動するよう呼びかけています。

やむを得ず自動車を運転する場合には、冬タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着に心がけるとともに、降雪状況により、集中除雪による通行止めやチェーン規制を実施する場合があることから、広域迂回の実施や、通行ルートの見直しなどへの協力も呼びかけています。

チェーン規制
・大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪があるときに実施される。冬タイヤを装着していても、タイヤチェーンをしていない自動車は通行できない。高速道路では5路線(中央道・上信越道・北陸道・米子道・浜田道)の計7区間が、直轄国道では8県(山形県・山梨県・静岡県・新潟県・福井県・広島県・島根県・愛媛県)の計6路線が指定されている。
年末年始には上信越道で大型車を対象に実施された。

大雪時の予防的通行規制区間
・国が管理する道路において、大雪時に急な上り坂で大型車等が立ち往生しやすい場所等、集中的・効率的に優先して除雪を行う。全国で222区間2898kmが指定されている。
2020年12月中旬の関越自動車道大規模立ち往生を受け、年末年始には関越道や、新名神高速道路でも除雪作業による予防的通行止めが実施された。

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