1/15配信映画『あの夜、マイアミで』サントラから、俳優レスリー・オドム・Jr.が歌うオリジナル曲が公開

Photo: Walter McBride/Getty Images

俳優で歌手のレスリー・オドム・Jr.(Leslie Odom Jr.)が歌う、2020年1月15日にAmazon Prime Videoで公開される映画『あの夜、マイアミで』(原題:One Night in Miami)のサウンドトラックに収録されるオリジナルのシングル「Speak Now」が公開された。

<動画>Leslie Odom Jr. – Speak Now (Official Lyric Video)

このオリジナル楽曲は、女優のレジーナ・キングにとって監督デビュー作となる映画『あの夜、マイアミで』のために書き下ろされたもので、同映画は、後にモハメド・アリとして知られることになるボクサーのカシアス・クレイが世界ヘビー級王者だったソニー・リストンに勝利した夜を祝うために、レスリー・オドム・Jr.演じるアイコニックなソウル・シンガーのサム・クック、活動家のマルコムX、アメリカン・フットボールのスター選手ジム・ブラウンと共に、マイアミのモーテルで過ごした一夜の出来事を描いている。

まもなくノミネーションが発表される第93回アカデミー賞“歌曲賞”の有力候補曲とも言われているオリジナル曲「Speak Now」の他にも、同映画のサウンドトラックには、名曲「A Change Is Gonna Come」を含む、サム・クックの代表曲のいくつかが収録されている。レスリー・オドム・Jr.は、「Speak Now」について次のように述べている。

「この映画はとても特別な作品です。サム・クックは私たち皆にとって親愛なる人物であり、私たちが書いたこの曲の中にその気持ちを忍ばせています。‘Speak Now’で、私たちは若者たちへ呼びかけているんです。まずは耳を傾け、それから声を上げること、行動を起こすことへの切迫した呼びかけなのです。人の教えやインスピレーションを求めて耳を傾ける、それこそがマルコムの遺志であり、サムの遺志でもあります。(作曲家の)サム・アシュワースと私は、それら全てに耳を傾け、‘Speak Now’を書きました」

また彼は、昨年行われたEntertainment Weekly誌の取材にこう明かしていた。

「この映画のプロデューサーは、誰がサム役にキャスティングされたとしても、その人物が映画の曲を書くことに常に興味を持っていました。その人物がサムを演じた経験を生かして(曲を)書くことにね。ただ、それはあまりにも重大な仕事だったので、私たちは4つの異なる曲を書きました」

ブロードウェイ・ミュージカル『ハミルトン』で演じたアーロン・バー役で、トニー賞の“ミュージカル主演男優賞”やグラミー賞を受賞したことから一躍脚光を浴びる存在になったレスリー・オドム・Jr.は、つい先日、3作目のアルバム『Mr』に続く通算4作目にして、自身2作目のホリデイ・アルバムとなる『The Christmas』をリリース。また過去には、Apple TV+のアニメ・シリーズ『セントラル・パーク』でオーウェン・ティラマンの声を演じ、エミー賞にノミネートされている。

彼は、映画『あの夜、マイアミで』でサム・クック役を演じることについて次のようにコメントしている。

「サム・クックを演じることは重責でした。挑戦であり、名誉でもありました。彼の才能と、彼が成し遂げた功績に敬意と尊敬と畏敬の念を抱いています」

同映画は、2021年1月15日に日本を含めたAmazonプライム・ビデオで配信がスタートし、サウンドトラックも日本で同日配信される。

Written By Laura Stavropoulos

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映画『あの夜、マイアミで』サントラ
『One Night In Miami… (Original Motion Picture Soundtrack)』
2021年1月15日発売

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