【新型コロナ】6日の神奈川県内 4人死亡、591人感染 相模原市議も

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で6日、新たに4人の死亡と、10歳未満~90代の男女591人の感染が判明した。1日当たりの新規感染者数は、5日の622人に次いで過去2番目の多さ。県内の死者数は累計300人となった。

 亡くなった横浜市内の70代男性は12月5日に発熱があり、PCR検査で陽性が判明。入院したが、同29日に新型コロナによる肺炎で死亡した。慢性閉塞(へいそく)性肺疾患などの基礎疾患があった。相模原市内の90代女性は12月26日に感染が判明し、基礎疾患があったという。横須賀市は、いずれも横浜市内に住む70代の自営業男性と50代の無職男性が死亡し、死亡後に神奈川剖検センターで感染が判明したと発表した。

 横浜市内では、元気会横浜病院(同市緑区)で入院患者の90代女性、障害者通所施設で利用者の40代女性の陽性が新たに分かり、感染者数はそれぞれ82人、12人となった。

 川崎市内でクラスター(感染者集団)が発生していた川崎区の有料老人ホームでは80~90代の入居者男女3人が新たに陽性となり、計20人となった。

 相模原市によると、40代の男性市議が感染して軽症。ほかの市議や市職員に濃厚接触者はいないという。

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 神奈川労働局は6日、横浜市金沢区の横浜南公共職業安定所の窓口担当職員の感染を発表。職員は昨年12月23日まで出勤し、今月5日に陽性が判明。同労働局は「利用者に濃厚接触者はいない」としている。

 在日米海軍厚木基地は6日、昨年12月30日に基地関係者17人の感染を新たに確認したと発表した。今月5日に年末年始分を発表した際に漏れていた分という。

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