6日に行われたイタリア1部(セリエA)第16節で、ボローニャの日本代表DF冨安健洋(22)がホームのウディネーゼ戦に開幕から16試合連続で先発し、今季2点目をマークした。
前半19分、右サイドからのFKをFWリッカルド・オルソリーニ(23)が左足でゴール前に供給。相手守備ラインと駆け引きしていた冨安が相手より早くジャンプし、頭で合わせてゴール右に押し込んだ。昨年12月23日のアタランタ戦での今季初ゴールはFW顔負けの芸術的ループ弾だったが、この日は持ち前の高さを生かしたゴールだった。
本業の守備は本来のセンターバックではなく右サイドバックでのプレー。1点リードで折り返した後半2分に味方が2度目の警告で退場し、数的不利になってからも踏ん張ったが、アディショナルタイム2分に被弾し、2―2の引き分けで終了。冨安は欧州でキャリア初の1シーズン複数得点をマークしたが、勝利に結びつけることはできなかった。