レッズが金銭トレードで27歳の救援右腕・ウォーレンを獲得

レッズは日本時間1月7日、レンジャーズから金銭トレードで27歳の救援右腕、アート・ウォーレンを獲得したことを発表した。ウォーレンは昨年10月にウエーバーでマリナーズからレンジャーズへ移籍していたが、レンジャーズが有原航平と契約したことに伴い12月下旬にDFAとなっていた。ウォーレンはレッズの本拠地・シンシナティがあるオハイオ州出身のため「地元に帰ってきたよ!」とツイートしてレッズへの移籍を喜んでいる。

ウォーレンは2015年にマリナーズからドラフト23巡目指名を受けてプロ入りし、2019年にメジャーデビュー。登板は6試合だけだったが、5.1イニングを投げて1勝0敗、1ホールド、防御率0.00、5奪三振、被打率.105と好投した。2018年から2019年にかけてAA級では故障に悩まされたものの、2年連続で防御率1点台を記録。AAA級でのプレー経験はないが、マイナー通算119試合(うち20先発)に登板して防御率2.86をマークしている。昨季は8月中旬にメジャー昇格を果たしたが、登板機会はなく、1日だけでマイナーキャンプに逆戻りとなった。

オハイオ州ディファイアンス出身のウォーレンは、ナポレオン高校、シンシナティ大学、アシュランド大学(いずれもオハイオ州)を経てプロ入りしており、オハイオ州シンシナティを本拠地とするレッズにとって生粋の地元選手ということになる。レッズは今オフ、クローザーのライセル・イグレシアス、セットアッパーのアーチー・ブラッドリーなど複数のリリーバーがチームを去っており、ウォーレンにもメジャーでプレーするチャンスは十分にありそうだ。なお、レッズの40人枠はウォーレンを加えて35選手となっている(空き5枠)。

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