絞られてきた候補球団…あとは金額次第か 菅野は菊池の4年58億円以上要望と米紙予想

巨人・菅野智之【写真:荒川祐史】

ブルージェイズが強気の提示も望む額に届かずか

巨人からポスティング申請し、メジャー移籍を目指す菅野智之投手。メジャー球団との交渉期限が7日(日本時間8日)と間近に迫っている中、米メディアは菅野が2年前にマリナーズと4年5600万ドル(約58億円)で契約した菊池雄星投手と同等、あるいはそれ以上の条件を求めているとの予想を報じた。

米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、オフシーズンの状況をまとめた記事の中で菅野について言及。「彼は日本のサイ・ヤング賞にあたる沢村賞を2度受賞している投手に値する評価を手にすることに集中しているようだ」とし、菅野が求める条件を予想。菅野よりも「日本での実績は劣るが年齢は若い」菊池を引き合いに出し、菊池が2019年1月にマリナーズと結んだ4年5600万ドル(約58億円)と同等か、それ以上の契約を菅野が求めていると推測した。

同記事では、ブルージェイズが強い提示を出しているとしながら、それでも菅野の望む額には達していないようだ、とも言及している。また、巨人がオプトアウトの権利を盛り込んだ4年契約を提示したことにも触れ、残留の可能性が残っていることも示唆した。

当初、菅野にはブルージェイズのほか、ヤンキース、ジャイアンツ、パドレス、レッドソックス、メッツ、レンジャーズなどが興味を示していると報じられてきた。このうちレンジャーズは有原航平投手と契約。パドレスもブレイク・スネル投手、ダルビッシュ有投手をトレードで獲得し、撤退が予想されている。

ブルージェイズ、ジャイアンツ、レッドソックス、メッツの4球団が最終候補として有力視されてきたが、5日にはメッツが“菅野争奪戦”から撤退したことを複数の米記者が報じるなど、交渉期限を間近に控え、球団が絞られてきた。(Full-Count編集部)

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