巨人に〝MLB通算196発男〟スモークが正式入団「待っていてください!」

日本一奪還へ巨人は着々と補強を進める。左から井納、原監督、梶谷

メジャーの大砲がやって来る。巨人は7日、ジャスティン・スモーク内野手(34=ジャイアンツFA)と選手契約を結んだと正式発表した。米国内の報道では、2年契約で年俸300万ドル(約3億1000万円)プラス出来高払いとなっている。

リーグ3連覇と9年ぶりの日本一を目指す原巨人が、大きなピースを手に入れた。左投げでスイッチヒッターのスモークは、メジャーに在籍した11年間で196本塁打をマーク。自己最多は2017年のブルージェイズ時代の38発で、60試合に大幅短縮された昨季はブルワーズとジャイアンツで計36試合に出場して、5本塁打を放っている。

巨人フロント陣は今オフに、ともにDeNAからFA宣言した梶谷隆幸外野手と井納翔一投手を獲得。ここで補強の手を緩めず、さらなる補強ポイントとしたのが「一塁と左翼」だった。昨年末にはMLB通算96発のエリック・テームズ内野手(34=ナショナルズFA)との契約をまとめ、この日のスモークで大きな〝穴〟を埋めることに成功した。球団の大きな期待を表すように、スモークには阿部慎之助二軍監督が現役時代につけた背番号10があてがわれる予定だ。

スモークは球団を通じて「ジャイアンツファンの皆さま、伝統あるチームでプレーできる素晴らしい機会を楽しみにしています。そして、日本一のジャイアンツのファンの前で、優勝に貢献できることを楽しみにしております。待っていてください!」と力強いメッセージを送った。3連覇、そして9年ぶりの日本一奪回の使者となれるのか注目される。(金額は推定)

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