【初場所】気になる鶴竜の出場 師匠・陸奥親方は「今場所やる、出ると」

鶴竜

大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)を控えた7日、陸奥親方(61=元大関霧島)が電話取材に応じ、復帰を目指す横綱鶴竜(35)について「今場所やる、出るということで。意思を伝えている? だいぶ前だけど」と語った。

陸奥親方によれば、鶴竜は先月24日の番付発表以降に出場の意向を固めていたという。幕内霧馬山(24)と相撲を取るなど調整を続けているが、状態は「まだまだだと思うけど、体の調子は本人にしか分からないので」と明かす。

11月場所は持病の腰痛で全休するなど、腰に不安を抱えており「それは心配。あんまり無理はさせたくない」と状況は十分理解している。ただし、昨年は5場所のうち4場所で休場。陸奥親方はこれまでにも「次に出る場所は進退がかかる」とコメントし、横綱審議委員会からは「注意」の決議を受けた。「これはみんなが通る道。やっぱり相撲を取って力が出ないと『もう無理かな』と思ってしまうのでは。そのへんは本人しか分からないと思う」

初日まであと3日。「本人はできることをやっている」というが…。横綱は本場所の土俵に立つことができるのか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社