「銃刀法違反で捕まるかなと…」巨人のドラ7・萩原哲が〝思い出の品〟抱え入寮

素振り用の棒を持って入寮した巨人・萩原

巨人のドラフト7位・萩原哲捕手(22=創価大)が7日、神奈川・川崎市内にあるジャイアンツ寮に入寮した。

新人らしいさわやかな笑顔で取材に応じた萩原は「ようやく巨人さんの寮に入寮してチームの一員として戦っていくということで、すごく身が引き締まる思いですし、ここからスタートしてしっかりスタートダッシュを切っていきたいです」と心境を告白。ジャイアンツ寮の印象については「まだ外観しか見てないんですけど、すごく立派で巨人の旗もありましたし、伝統のある寮ということを感じることができました」と目を輝かせた。

この日の入寮の際には、思い出深い品も持参。木刀のような棒状のものをカメラの前に差し出して披露した萩原は「(5歳ごろの時に)父親がホームセンターで買ってくれたバット代わりのもの。プロの世界でもこれをしっかり部屋に置いて、初心を忘れずやっていこうということで持ってきました」と、父親特製のバットについて紹介した。野球の基礎は、このバットで築き上げたと言っても過言ではない。「父が仕事から帰ってきたら毎日のようにこれを使って家の前でバッティングしていた。寝るまでずっと振っていたので、数えきれないくらい振ってると思います」と萩原。そんな思い出の品を「お守り代わり」として、部屋に飾ることを決めたようだ。

その一方で、特製バットを持参するまでの道中では、肝を冷やしたという。「電車に揺られながら持ってきた。銃刀法(違反)で捕まるかなってちょっと怖かったんですけど、大丈夫でした(笑い)」と〝笑撃〟エピソードを披露した。

なんとかお縄にかからず、新生活のスタートを切ることに成功。父との思い出を支えに、プロの世界も全力で振り抜いていく。

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