菅野智之の去就にBジェイズ地元メディアが注目「ヤマグチがどのように影響するか」

巨人・菅野智之【写真提供:読売巨人軍】

ブルージェイズ本拠の「スポーツネット」が特集「注目の人」

ポスティングシステムを利用したメジャー球団との交渉期限が米東部時間7日午後5時(日本時間8日午前7時)に迫る巨人の菅野智之投手。候補のひとつにあがっているブルージェイズが本拠を置くカナダの地元メディア「スポーツネット」も特集し、その動向に注目している。

「注目の人:噂されるブルージェイズのターゲット」と題された記事では「日本のNPBで最も成功している投手の1人であるトモユキ・スガノへの関心が高まっている」と述べ、ブルージェイズが獲得競争に乗り出しているとの見方を指摘。巨人側からオプトアウト付の4年契約を提示されたことなどにも触れている。

101勝49敗、防御率2.32、1214奪三振という菅野の成績にも触れ、渡米時の田中将大や前田健太の成績に似ていていると言及。その両者はともにMLBで成功したことも挙げ「スガノはときどきタナカ、マエダ、そしてユウ・ダルビッシュと比較されてきた。そして、彼はMLBの先発として、頼りになるローテ中盤投手になると大方予想されている」と記述。さらに、スポーツ・インフォ・ソリューションズのテッド・バーダ氏が「スガノはまだMLBに現れていない投手の中で、世界で最も完成された投手だ」と評したことも引用した。

ブルージェイズには昨季、菅野と同じ巨人から山口俊投手が移籍。記事の中では、3人の記者が対談する形式で「ブルージェイズがスガノと契約するか決断するにあたり、シュン・ヤマグチがどのように影響するかもしれないか」とのタイトルで動画を掲載している。

動画の中では、メジャー1年目に苦戦した山口を引き合いにリスクを指摘。損失になる見込みもあるとする一方で、もし菅野が加入すればブルージェイズをより良くするとも触れている。候補にあがるブルージェイズの地元も、固唾をのんで去就に注目しているようだ。(Full-Count編集部)

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