【新型コロナ】7日の神奈川、過去最多の679人感染 4人死亡も判明

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で7日、新たに10歳未満~90代の男女679人の感染が明らかになった。うち439人の感染経路が不明。県内の1日の感染者数としては5日の622人を超えて最多となった。

 新たに横浜市の60代と80代の男性、平塚市の80代男性と100歳代女性の4人の死亡も判明した。横浜市の60代の男性以外の3人はクラスター(感染者集団)が発生した病院や高齢者施設に入院、入所していた。60代男性は感染判明後、自宅で療養していた。

 川崎市川崎区の高齢者デイサービス施設で3人の感染を確認。この施設の感染者は計6人となり、市はクラスターと認定した。これまでに3人の陽性者が出ていた横浜市旭区の横浜旭中央総合病院でも新たに看護師3人の感染が判明し、市はクラスターと認定した。

 クラスターが発生している厚木市の愛光病院では新たに12人の感染が判明し、同院関係の感染者は計95人になった。

 県によると、県内の重症患者向け病床の実質利用率は6日までに95.79%に達し、県内全体の空床数は4床になった。県の担当者は「非常に厳しい状況。病床が足りなくなることは絶対に避けなければならない」と危機感を強めている。

 在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)は7日、6日に関係者1人の感染を新たに確認したと発表した。

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