岩田剛典「コントラストを表現できるように意識」 裏社会の交渉屋役 ブレザー姿の学生時代も演じる

岩田剛典主演の映画「名も無き世界のエンドロール」(1月29日劇場公開)の完成報告会見が、7日に都内で行われ、出演者の岩田剛典、新田真剣佑、山田杏奈、中村アンと、佐藤祐市監督が登壇した。裏社会に⾝を置く交渉屋のキダを演じた岩田は、演じた役、初共演の新田の印象、今年の抱負などを語った。

岩田はキダについて、「本当は心優しく穏やかな人物なんだけど、とある出来事をきっかけに人柄が丸ごと変わってしまう」と語り、「“大人の時期”と“学生時代”のコントラストを表現できるように意識しました」と明かした。また、ブレザーを身にまとって学生時代も演じたことについては、「幼なじみを演じたまっけん(新田)と山田さんとの学生シーンは、一番年上だし(馴染めるか不安で)考え過ぎていましたが、現場に入ったら意外と違和感なく、初日に連絡先を交換したり、和気あいあいとした雰囲気の現場で2人には感謝している」と撮影を振り返った。

初共演の新田の印象については、「まっけんは、イメージ通りの明るくて天真爛漫。撮影の最後の方には年の離れた兄弟のようだった」と仲の良さをアピールした。

「ラスト20分の真実」というキャッチコピーにちなんだ、「今年をどう締め括りたい=新年の抱負」については、「復活」を挙げた。新型コロナウイルスの影響でエンタメ業界が厳しい中、「今年一年が終わるころには本当にエンタメ業界も復活して欲しいという希望を込めて“復活”にしました」と思いを明かした。

「名も無き世界のエンドロール」は、10年もの歳月をかけて表と裏の社会でそれぞれのしあがった幼なじみのキダとマコトが、日本中を巻き込む壮大な計画を実行するという内容の物語。穏やかで優しい性格でありながら裏社会で危ない橋を淡々と渡っていくキダ役を岩田剛典さんが、キダの力を借りながら会社経営者としてのし上がっていくマコト役を新田真剣佑さんが演じた。「小説すばる新人賞」を受賞した、行成薫さんの同名小説を原作としている。

名も無き世界のエンドロール
2021年1月29日(金)全国ロードショー
配給:エイベックス・ピクチャーズ
©️行成薫/集英社 ©️映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会

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