沖縄で新たに66人コロナ感染 一般病床の利用率は9割超す【1月8日朝】

 沖縄県は7日、新たに10歳未満から90歳以上までの66人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者数は5677人。1日の新規感染者数が3日連続で50人以上となった。

 新型コロナ患者の増加に伴い、一般病床(非コロナ病床)の利用率が県全体で90.47%となり、今年に入って初めて9割を超えた。全国的に感染が拡大する中、県内で医療現場が逼迫(ひっぱく)することへの懸念が強まっている。

 新規感染者の居住地別内訳は中部保健所管内12人、那覇市11人、沖縄市6人、名護市、豊見城市、糸満市、石垣市が各5人、うるま市、宜野湾市、南城市、南部保健所管内が各3人、浦添市2人、大阪府、福岡県、愛知県が各1人。推定感染経路は家族関係17人、職場3人、友人3人、会食2人、高齢者施設1人で、残りは調査中か感染経路不明となっている。

 感染患者が増えると、医療機関で新型コロナの病床を確保する必要があり、一般病床を圧迫することになる。7日現在、非コロナ病床の利用率は本島中部が98.28%、那覇が92.86%と高い水準にある。

 米軍関係は嘉手納基地3人、キャンプ・ハンセンと普天間飛行場で各2人、キャンプ瑞慶覧1人の感染が報告された。米軍関係者の累計は728人。

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